2016.12.16
11月14日に全職員を対象として、ごみに関する勉強会を開きました。
第1部では松山市役所環境部の方に「医療系廃棄物の適正処理について」と題してお話しをしていただきました。
病院でも企業と同じように一般の廃棄物や事業系の廃棄物も出ますが、中でも医療廃棄物は医療機関特有です。医療廃棄物は[医療機関で医療行為に伴って排出される廃棄物]と定義されており、注射針・チューブ・包帯・ガーゼなど多岐にわたります。
さらにその中でも感染性廃棄物と非感染性廃棄物の切り分けはとても重要になります。血液や体液が付着した医療器具は感染の恐れがあるため感染性廃棄物という分類になり、感染性廃棄物はその特性上、業者が収集するまでの間、保管基準が厳密に定められております。職員は医療行為を行ったあと、感染性廃棄物と非感染性廃棄物を分別して廃棄を行うのですが、感染性廃棄物か否かの判断には定められたフローがあり、今回具体例を交えてお話ししていただきとても勉強になりました。
第二部は当院のごみ収集業者さんに、ごみを収集してから最終処理されるまでお話しをしていただきました。
これまで、ごみを出したあとどのように処理されるかについて知ることがありませんでしたが、医療系廃棄物、さらには感染性廃棄物の分類までが処理方法の違いに及んでいることを初めて知りました。
当院では全職員がごみの適正な処理を行えるよう活動しており、今回の勉強会はそのベースとなる大変有意義な内容となりました。ごみ分別のルールを再認識して、最終処理されるまでの過程も頭の片隅に入れつつ、今後の取り組みに活用していきたいと思います。