経皮的腎動脈形成術(PTRA)

対象とする疾患 腎動脈形成術治療について

対象とする疾患

腎臓の動脈病変を対象として行われます。

腎動脈形成術治療について

腎臓の動脈硬化が進行すると、動脈内に脂肪やコレステロールが固まってできたプラークの影響で腎臓の血流が悪くなり、腎機能がだんだんと低下していきます。さらに悪化すると透析を行わなければならない危険性まででてきます。まずは動脈硬化を予防することから始めなければいけませんが、すでに細くなったり詰まった血管に対しては血管を拡張する治療を行います。

代表的な治療方法は、血管の拡張術です。ひじや太ももの付け根から狭くなっている腎臓の血管まで、カテーテルと呼ばれる細長い管を挿入して血管を押し拡げ、血流を取り戻します。さらに、拡げた血管を固定するために、ステントと呼ばれる筒状の金網も一緒にふくらませます。最後に拡げた血管が元にもどらないよう、ステントを置いたまま、カテーテルを体内から抜きます。

PCI治療と同じように治療後10%程度の割合で同じ場所が再び細くなることがあります。その場合は、再度治療を行います。

腎動脈形成術治療

腎動脈形成術治療 治療前カテーテル画像治療前
腎動脈形成術治療 治療後カテーテル画像治療後


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