看護部/病棟看護師教育
教育カリキュラムの概要(病棟)
到達目標
- 職業人、社会人としての自覚を持った行動ができる
- 基礎看護技術の習得および検査・治療に関する看護技術が習得できる
- 循環器疾患の病態生理・リスクファクターが理解できる
- 検査、治療を受ける患者さんの看護ができる
- 急性期治療・看護について理解し、対応できる
- 外科手術を受ける患者さんの看護ができる
具体的目標 | 到達目標時期 | 教育の段階・手段・ポイント | 評価方法 |
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医院の概要を知る | オリエンテーション | ||
接遇について学習できる | 院内研修参加 | ||
病棟業務の流れを知る | オリエンテーション | ||
基礎看護技術の実施ができる ※経験者は必要項目のみでも可 |
■新卒は就職時集中教育 (採血ルーム・検査室等経験) |
指導者が実技チェック | |
心臓カテーテル検査を受ける患者さんの看護ができる 入院の受け入れができる カテ前準備ができる カテ後観察および看護ができる |
2ヶ月 | ■カテ室見学 ■実施(患者さん受け持ち) |
チェックリストを使用しての段階評価 |
待機的PCIを受ける患者さんの看護ができる 入院の受け入れができる 前準備ができる PCI直後の観察・看護ができる PCI後の看護・生活指導ができる |
3ヶ月 | ■カテ室見学 ■実施(患者さん受け持ち) ↓ ■PCI直後の受け持ち |
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緊急カテ・PCIを受ける患者さんの看護ができる 入院の受け入れ・観察ができる 前準備ができる PCI直後の観察・看護ができる PCI後の看護・生活指導ができる 心臓リハビリテーションができる |
12ヶ月 | ■回復期の受け持ち ※心リハの経験 ↓ ■急性期の受け持ち ※ACSの学習 |
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PM植込み術を受ける患者さんの看護ができる 入院の受け入れ・観察ができる 前準備ができる 術直後の観察および看護ができる 術後の看護・生活指導ができる |
6 ~ 12ヶ月 | ■術前後の受け持ち ■患者さん指導の実施 |
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不整脈患者さんの看護ができる 入院の受け入れ・観察ができる 各不整脈に対する処置ができる |
12ヶ月 | ■薬剤投与の実施 ■除細動の見学・受け持ち |
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重症心不全患者さんの看護ができる | 12ヶ月 ~ (24)ヶ月 | ■回復期・軽傷患者さん受け持ち ↓ ■急性期の受け持ち |
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外科手術を受ける患者さんの看護ができる 入院の受け入れ・観察ができる OP当日の準備。搬入ができる 術後回復期の観察・看護ができる 心臓リハビリテーションができる 術後急性期の観察・看護ができる → |
12ヶ月 ~ (24)ヶ月 | ■回復期の受け持ち ※心リハ ~ 退院 ↓ ■入院の受け入れ ■OP前面談立会い → ■OP見学 → |
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1年以降に導入(評価のもと) | OPのイメージアップをはかる | ||
夜勤業務ができる | 3ヶ月以降 ~ 6ヶ月に導入 | ||
カテ室看護ができる カテーテル検査・治療の理解ができる 必要物品の準備ができる 患者さんの準備ができる カテ中の観察・記録ができる 体質の準備ができる 病棟への申し継ぎができる |
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急変時の対応ができる 蘇生準備 気道確保・人工呼吸 心臓マッサージ 除細動 ライン確保・薬剤投与 |
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実技チェック及びチェックリストを使用しての段階評価 | |
ME機器の理解と使用中の看護ができる 人工呼吸機 透析 IABP 除細動 体外式PM モニター管理(テレメーター・ベッドサイド) → |
急性期受け持ちレベルに到達ののち、担当 | ■院内勉強会 ■機器シミュレーション |
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1ヶ月 |